Good Bye


「あなたに会えてよかった」と
心から言えることが何度あるでしょう
そしてそう思う瞬間は まるで風に砂が消えていくように
多くは別れのときであり

あなたに会えるのは一瞬かもしれません
この手が触れた瞬間に
また雪はとけてしまうのかもしれない
それでもきっと あなたに会えてよかったと
私はまた呟くのでしょう

自分とは何かといえば
それは自己の記憶の積み重ねでしかなく
私が誰であるかを証明するものは
周りの人々の記憶でしかない

それでもお互いが かけがえのない存在であることを
人は本能的に知るのでしょうか。

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