butterfly

箱根の山道を歩いた日は、台風の翌日で
まだ風がおさまらない日でした。
山道を抜けた所にあるお茶屋さんで休もうとすると
傷だらけの蝶が舞い込んできました。
手を伸ばすと、しがみつくように私の身体によじのぼって
離れなくなってしまいました。

見晴し台の茶屋は、風がとても強くて
瀕死の蝶には余りにも無茶だった。私はそのまま
お店を出て、玉紫陽花の咲く薮の方まで降りて行き
風のない場所に蝶を降ろしました。
たぶん彼女は、あと半日ない命だった。

蝶の嫌いな人、ごめんなさい。
彼女の最期の写真を残すこと
なんとなく、私と彼女との約束だったので。


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最後の1枚だけ、ポジです。

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