罪と罰

◎よく聴く曲、または特に思い入れのある曲、弐の1。


  罪と罰


 「不穏な悲鳴を愛さないで
  未来等 見ないで
  確信出来る 現在だけ 重ねて
  あたしの名前をちゃんと
  呼んで身体を触って
  必要なのは 是だけ 認めて」

 (「罪と罰/椎名林檎」)


本当に気が狂いそうなときに、必要なのは
お金でもクスリでも名言集でもなく
私の身体がちゃんと物理的に存在していると
証明してくれる、誰かの力強い腕だったりします。

そういう時には言葉だけの愛なんて
かなしいけれど役に立たない。
ずぶぬれの雨や、車の急ブレーキや
ゴミ捨て場の悪臭や、ガラスで切った傷口の方が
よっぽど自分が生きていることを実感させてくれる。


椎名林檎の歌は、欲しいものは欲しい
要らないものは要らない、とはっきり言う。
そんなところが好きです。

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