睡る花

この池はひっそりとした小さな池だったのだけれど
草をかき分けると、可愛らしい睡蓮の花が咲いていました。

まどろむ花、睡蓮。
その名の由来は水にたゆたう様子と、花の咲く時間。
日本に古来からある睡蓮は「未草(ヒツジグサ)」といい
これは未の刻、午後二時頃に咲いているからだそう。睡蓮は午前11時頃からつぼみがほどけ始め、午後3時頃には
また閉じて、つぼみの形に戻ってしまいます。
午後、静かに睡る花。
 
 
ハスとスイレンのだいたいの違いは

【ハス】...花は茎を長く立ち上げて咲き、葉は器のように丸くてコロコロと水をはじく。

【スイレン】...花は水面又は水面近くに咲き、葉に切れ目があってあまり水をはじかない。
 
 
子供の頃、植物園で見たことのあるオオオニバスは、葉の直径が2m近くもあって、子供心に熱帯に恐怖を感じたのを覚えています。なんかこう、トゲトゲしているし...
オオオニバスは大きな葉のフチが立ち上がっていて、箱みたいになっているのが特徴ですが、何のために箱形になっているのか謎なのですって。一説によると、水面で葉が混み合ってきた時に、横の葉と重なっちゃうのを防ぐ役割をしているのだとか。
 
 
うーん。そうなの?
意外とカワイイのかも....オオオニバス。
でも渋滞しちゃうのは、葉が大きすぎるんだと思ふ。

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