プラタナスの道

公園にあった、大きな木。
この斑紋が綺麗な白い樹木は、プラタナスといいます。古代ギリシアで医学者の卵たちが木蔭で学んだという、プラタナスの花言葉は「天才」。古代ローマの人々も、この美しい街路樹で多くの並木道を作りました。

紀元前のローマの物語りを読んでいると、どこか古い日本の民族の生き様と似ているような、そんな気がすることがあります。元々どちらも、多神教の農耕民族だからでしょうか。巫女がまつりごとに深く関わっているところも、なんとなく似ています。


ローマには古くから、神殿の火を護る6人の巫女がいて「ウェスタの巫女」と呼ばれていました。6〜10歳の少女から選ばれ、彼女達は神官である30年間もの長い間、男性と関係を持つ事は許されず、この掟を破った者は生き埋めによる死罪となりました。

厳しい戒律のもとに神に仕えるウェスタの巫女達は、人々から深く尊敬されていました。非常に高い社会的地位と特権を与えられており、ローマ最高権力の執政官でさえ、道でウェスタの巫女に会えば道を開けることになっていたと言います。独裁者となったスッラが18歳のカエサルを抹殺しようとした時も、ウェスタの巫女が反対したため、スッラはカエサルを消すことができませんでした。

前権力者の関係人物を、社会から徹底的に抹殺するために作られたスッラの『処罰者名簿』。仕方なく、この名簿からカエサルの名を消しながら「命は助けてやるからキンナの娘と離婚をしろ」とスッラは命令します。カエサルは前権力者の娘と結婚をしていたのです。

それに対し、カエサルは

「イヤです。」

と、きっぱり返答。驚
周りもビックリしたけれど、スッラも大激怒。
そしてカエサルはイタリア中を逃げ回ることになります。汗


うーん。
さすが、カエサル。

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