「プレイアデス舞曲集」

「プレイアデス舞曲集」という音楽があります。
吉松隆さんという方が作曲した、美しいピアノ曲です。

  西に向かう舞曲
  夕暮れのアラベスク
  星降る夜の子守唄
  静止した夢のパヴァーヌ

みんなこの曲集の中の、小品の題名です。
ひとつひとつが宝石のようなタイトル。
私は松本和将さんが奏でる
この「プレイアデス舞曲集」がとても好きです。


プレイアデスは、青い綺麗な星団。
日本では平安時代から「昴」と呼ばれています。
ギリシア神話では、月の女神アルテミスに仕える
7人の姉妹達とされました。

この星たちが青い色をしているのは
まだ生まれて間もない、子どもの星だからです。
美しい青い色は、温度が高いから。
私達の太陽はそれよりも温度が低く
淡く黄色がかっています。ちょうど働き盛りの年。
太陽の寿命は、あと五十億年くらい。


プレイアデスの星たちは、燃焼が激しく
そのために寿命の短い星達なのだそうです。

命とひきかえの、美しい光。
 

tomorrow « 2006. 5.16 from nature » yesterday top