モノクロプリントの勉強をしてから
気持ちがちょっぴり原点に戻りました。
光や影を、あらためて見つめてみたり。
今回の写真展はとても大きな節目でした。
ニセモノと本物。写真展はそれを
気持ちよく、浮き彫りにしてくれました。
私は何のために写真をやっているんだろう。
それまでそんなふうに悩む毎日でした。
いまは、ささやかな出会いが本流となって
私を支えてくれています。
二眼レフのカメラや古典写真技法。
歴史を辿ることは、ひとつづつ
地下室への階段を降りて行く感覚と似ています。
それは、私の心の深い部分にも
繋がっている階段のような、
そんな気がします。 |