薔薇とノンフィクション

 
   凍えても 夜も朝も
   口ずさむ唄が あればいいから
   何もかも 超えて行ける
   わたしたちの いま 未来

   遠い火を 見つめながら
   やさしい気持ちで いつもいるから
   一輪の 薔薇を胸に
   わたしたちの いま 未来


   (「薔薇とノンフィクション」 PSY・S
     作詩:松尾由紀夫 作曲:松浦雅也)
 
 
 
誰かにとってのノンフィクションは
他の人にとってはフィクションであり
それは、経験していない人生と言う意味で
やはり空想イメージなのだと思います。

でも、たとえば一輪の薔薇があって
そこから感じる想いは、みんな違うけれど
「その唯一の花を一緒に見つめていた」という事実で
私たちは繋がりを感じたり、何かを共有したりする。

たぶん、愛情とはそういうことなのだと思います。
だから好きなものとか、夢とか歩幅とか
一緒なものが多ければ多いほど、きっと愛しい。


そしてそんなふうに
現実と空想の境目に、ひとの共鳴はあって
それを人々は「芸術」とか「恋」と呼んで
大切にしてきたのだと思います。
 
 
薔薇とノンフィクション。
口先だけのイメージではなく、現実から生まれる虚像。
匂いも体温も吐息も、瞳から吸収されて
結晶になることがある。
 
 

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