空 へ

標高 2,000メートルから見渡す空は
蒼く、冷たく、遷ろいやすく
しかし圧倒的な力で私を包むのでした。
 
 
霧が立ちこめたかと思うと、突然の雨が降り
突風に呑まれそうになりながらカメラを構えると
いきなり雲が切れて、驚くほどの青空。

そしてまた、雨。
 
 
 
高原の天気は気紛れで
まるで早回しの映像を観ているように
天空が刻々と姿を変えてゆくのでした。
 
 
生きている空。
有無を言わさない、この地球は
怪物の胎内のよう。

tomorrow « 2007. 10. 3 from sky » yesterday top