5月から通っていた、アトリエ・サムディ。
銀塩プリントをはじめ、写真の歴史や、サイアノやプラチノタイプといった古典技法を学びました。

私にとって、写真とは何かを体感するとても良い機会となりました。技法の歴史は、感覚の再現の歴史でもあり、その難しさや不確実さに触れるたび、儚い視界を紙の上にとどめようとした、先人の愛情を垣間見るような気がしました。

この度、その作品展を東京の西麻布で行うことになりました。映像カメラマンとして活躍中の古橋さんは、美しい屋久島の銀塩プリント。日本でもまだ少ない、古典技法の使い手である比田井先生は、プラチナを使ったプラチノタイプを展示してくださいます。

そして私は、青い技法。
サイアノで青い薔薇の写真を展示します。

1枚を作るのに、とても時間のかかる古典技法。紙に薬剤を塗り、半日かけて乾かし、その手作りの印画紙にひとつひとつ薔薇をプリントしていく作業は、深く私の人生観を変えてくれました。喜びと苦労を重ねた、とても思い入れのある作品展になりました。
よかったら、ぜひ観にいらしてくださいね。

アトリエ・サムディ展
□会期：2008.3.12（水）〜3.30（日）（月、火は休廊）
□時間：12：00〜19：00（最終日は17：00まで）
□場所：西麻布 ギャラリーE&M

詳しいインフォメーションは　こちら
　
　
　
ところで私事ですが
この冬に結婚いたしました。

結婚したばかりにもかかわらず
だんなさまを放置状態で写真展に没頭中です。
引越しも重なり、家の中がたいへんなことになってます。
その上、だんなさまも写真家でこの写真展に展示してます。

そんなわけで…

みなさま、写真展を楽しみにしていてくださいね。笑