たまには、気分をかえて
フイルムの枠ごと載せてみたり。
これは去年の九月。
車の中から、空を見上げて撮りました。
鳥舞う日。
去年の今頃は、とても大変でした。
鬱積していた問題が、まとめて土砂崩れて
来たような毎日。限界でした。
一年間かけて、ひとつひとつ
問題が片付いていきました。
ざらざらしていたものがたくさん消えて、
ほんのひと握りの結晶が残りました。
四角い箱の中にいた鳥は、ようやく
空を見上げるようになったのでした。
心がふうわりと軽くなっていくのを感じました。
鳥舞う日。
あれから一年が経ちました。
空が、大きな自由になるのも、四角い箱になるのも
心のゆらぎひとつなのだと
風の中で、思うのでした。
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