啓翁桜

いつもお世話になっている、お花屋さんへ立ち寄ったら
桜の小枝を頂きました。


これはなんという名前の桜ですか、と聞くと
「啓翁桜」ですよ、と教えて下さいました。

頂いてきた時はつぼみだったのですが
光が射すお部屋の中で、いっきに花開きました。
可憐な花びらの、透き通るような桜です。
 
 
 
じつは「さくら」という名前の植物は存在しないのです。
サクラというのは、バラ科サクラ属の植物の中で、サクラ亜属に属する植物の総称であって、たとえば「ソメイヨシノ」というのがその植物名にあたります。

日本の春、桜といえば染井吉野を思い浮かべてしまいますが、サクラの種類は300種以上とも言われています。以前遊びに行った東京高尾の多摩森林科学園には、そのうち250種類、およそ1700本もの桜が植えられていました。

この多摩森林科学園は、単なるお花見をする桜の公園ではなくて、全国各地の有名な桜たちの遺伝子を残すための保存林なのでした。宮内省の機関として、大正10年に建てられた研究施設なのだそう。
 
 
 
そういえば、百円玉のデザインって
桜なのですね。
いま、気がつきました。笑
 
 

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