月の音

夏至を過ぎ、また少しずつ日が短くなっていきます。
夕暮れの空に浮かぶ月。

風のない静かな夕刻は、月の音が聞こえるようだと
子供の頃からそんなふうに感じていました。
鐘のような、鈴のような、真空のような
すきとおった、音のない音。
 
 
 
月が地球を回っているために、海には潮汐があります。
満潮と干潮。それは「生命のフラスコ」とも呼ばれるように
この地球の大きな海を、月が撹拌しているのでした。

その作用によって、地球の自転速度は
約10万年に1秒の割合で遅くなっているのだそうです。
つまり600万年後には、1日はもう1分増えるのですって。
3億6000万年後には、1日は25時間になる計算です。

科学者の説によると、地球や月が誕生したばかりの頃は
1日は8時間ほどだったのだそう。そして月は
今よりも、もっとずっと地球の近くにありました。
大きな大きな月が、海を渡っていたのでしょうね。


七月、文月です。
瞬く間に今年も後半になりました。
とうぶん1日は24時間しか無さそうなので
大切に、毎日を過ごしたいですね。笑
 

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