すべての人の心に花を

◎よく聴く曲、または特に思い入れのある曲、弐の2。


  花


  花は花として わらいもできる
  人は人として 涙を流す
  それが自然のうたなのさ
  心の中に 心の中に 花をさかそうよ

  泣きなさい 笑いなさい
  いついつまでも いついつまでも
  花をつかもうよ

 (「花〜すべての人の心に花を〜/喜納昌吉」)


「この歌を歌いたい。」
と韓国人の友人が持ってきたのが
喜納昌吉さんの「花」でした。

「この歌、韓国でも歌われているんです。」
と彼女は言いました。それまで私は知らなかったけれど、この歌はアジアのいろんな国々で歌われていて、英語だけでなくタイ語、インドネシア語、北京語などにも翻訳されています。アフリカ・マダガスカルや、米国の先住民の居留地でも歌われているのだそう。

「敵も味方も、民族もない世界
 もしも世界に国境が無ければ、戦争は起こらない
 そういった願いが込められた歌なんです。」
と、喜納さんがインタヴューに答えていました。


「泣きなさい、笑いなさい」
戦争は簡単に答えの出せない、難しい問題だけれど
沖縄で生まれたこの歌が世界中で歌われている。
そんな事実が、とても嬉しい。

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