影という生物

シャトルエレベーターが46階に到着すると
そこは、彫刻の広場になっていました。
彫刻で遊ぶ子供たち。


空に近い場所に、こういう空間があると
私は不思議な感覚がします。
地上から見たら、はるか空の上。
空中に浮かんだ床と天井。

自然光だけの休日の午後、
この空の構造体は、静かな隠れ家になっていました。
森にも動物にも人工物にも
光はこんなふうに
穏やかに影を作っていきます。


無機体にも、有機体にも等しく。
光の中だけではなくて
影の中にも、私たちは生を感じたりする。

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