文月

うさぎのまぐろが息を引き取った朝、
玄関の水鉢の脇に、蓮花のような花が咲きました。
あまりに突然だったのでとても驚きました。
何の花だろうと調べてみると、鬱金の花でした。


まぐろは6月11日の午前1時に永眠しました。
享年12歳6ヶ月でした。応援して下さった皆様、
本当にどうもありがとうございました。

とてもつらく、苦しい一年間だったけれど
これほど幸福で得難い経験は無いだろうという
一年間でもありました。そのことは時間ができたら
ここに書き残したいと思っています。


まぐろのさいごのこと、それから沢山の思い出も
語りたいと思っているのですけれど
まぐろがいなくなるのとほぼ同時に、主人の父親が
老年のために体調を崩してしまいました。

義父はずっと、痴呆症の義母の面倒を見ていたので
義父が寝たきりになることで、私は義父と義母
二人の介護をすることになってしまいました。
まぐろの介護が終わってからも、悲しむ間がありません。


そんな中、今日は以前制作した写真を取り戻してきました。
ある写真家が、私が印画した写真を「自分の作品だ」と
偽って発表するという酷い事件があり、半年以上かかって
ようやく今日、それを画廊から取り返してきたのでした。
それから、もうひとつ別件でも訴訟問題があり
今はその手続きに追われています。

そんなかんじで、いまだに全く休みを取っていません。
限界だということも主人には話しているのですが
なかなか解決が難しいのが、実情です。
 

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